老田酒造「清見蔵」がある地は、飛騨山脈の麓にあり、その山々から与えられた 伏流水は、ミネラル豊かな硬水です。 自家井戸より汲み上げたその水は、仕込み水だけでなく米を洗い吸収させるための水や 原酒に加える水などにも使用しています。 すべてが、潤沢な天然の良水で賄われています。 蔵の敷地内には「大清見水」開放井戸もあります。
老田酒造:杜氏 茂島善弘 麹・酵母は醸すもの。 杜氏、蔵人は愛情を持って良い醗酵環境を整える努力をするのが職務。 飛騨の自然と向き合い、感謝する気持ちを持ち続け、酒つくりにいかしていきます。 水とともに酒の味をつくるのが原料となる米です。 良質の水と良質の米、このふたつに、杜氏、蔵人、酒蔵の技や情熱が加わって 「心に残る旨い酒」が生まれます。 老田酒造では、「特定名称酒」には厳選した岐阜県産の酒造好適米「ひだほまれ」を 使用しています。
「清見蔵」は観光都市 飛騨高山 の郊外(車で30分)にあります。 当地の冬は、気温はマイナス10度以下、周囲は降り続く雪で2Mの雪壁、「極寒の地」です。 その厳しい冬の環境は、お酒つくりにはとても適しています。 その寒さに鍛えられた「美酒」は、きりっとした辛さを生み出します。
ひだほまれ 岐阜県を代表する酒造好適米といえば、「ひだほまれ」です。冬、北アルプスの 山々に降り積もった雪が伏流水となって田を満たし、そこで育成された米は飛騨の 恵みをたっぷりと吸収したお米。大粒で、タンパク質が少なく心白の発現率が高い ため、飛騨の酒造りには最適の条件を兼ね備えています。この「ひだほまれ」を使っ た酒は甘・辛・酸・渋・苦の五味のバランスが良いのが特徴です。
古来より日本で疫病は鬼が引き起こすと言われてきました。 「鬼ころし」の元祖である老田酒造の「飛騨自慢鬼ころし」は、 ラベルに疫病除けの神様である鍾馗(しょうき)様が鬼を退治する様が描かれています。 コロナ禍の終息を願い、鬼ころしで乾杯してみてはいかがでしょうか。